2024/07/31
日本呼吸器学会の「成人肺炎診療ガイドライン」が改定されました。
その中で、口腔・歯科に関連する項目が倍増しました。
1:誤嚥性肺炎が独立、項目として新設。
2:肺炎予防の項に、肺炎球菌ワクチンに加え口腔ケアが明記
3:口腔細菌(レンサ球菌と嫌気性菌)の関与が明記
4:肺炎予防として、口腔ケアを強く推奨するで採決へ
整理すると、
新型コロナウイルス罹患者における誤嚥性肺炎発症率が急増している。(40%)
誤嚥性肺炎の起因菌に口腔嫌気性菌及び口腔レンサ球菌が原因とわかってきた。
簡単に言うと、口の中の汚れ及び歯周病菌が誤嚥性肺炎の原因である。
予防するためには、口腔ケアが必要だということです。
また、別の報告では、
残存歯数が0-9本の方と10-19本の方の死亡率に大きな差があることが判明しています。歯を失っては寿命が短くなるということです。
つまり、若いころから歯をなるべく失わないような生活が求められます。